健康維持のためにも、毎日のこまめな水分補給は欠かせませんよね。
いつもペットボトルのミネラルウォーターを買っているという人も多いのではないでしょうか。
でも実は、ミネラルウォーターなどの飲料水をコンビニや自販機で買う行為は、節約をかんがえると損でしかありません。
なぜなら日本では、水道水という世界的にみてもかなりすぐれた飲料がほぼ無料で手にはいるからです。
この記事では水道水のメリットや、いかに貴重なものであるかを解説します。
「毎日のことだから、できればなるべくお金をかけずに済ませたい」
このような方は水道水を持ち歩くことをおすすめします。
水道水を持ち歩くメリット2つ
水道水を持ち歩くことには、以下のようなメリットがあります。
- ランニングコストがかからない
- 忙しい朝でも5秒で用意できる
ランニングコストがかからない
節約の基本はランニングコスト(生活の維持にかかる費用)をなるべく少なくすることですが、
水道水にはこのランニングコストがほとんどかかりません。
たとえばペットボトルのミネラルウォーターを毎日1本買うと、それだけで月に3000円の出費になります。
しかし水道水を飲むようにするだけで、この出費をすべてカットできるのです。
たかが3000円でも年間だと3万6000円。
こういったこまかい支出の削減が、あとあと大きな節約につながります。
忙しい朝でも5秒で用意できる
ペットボトルを買わずに家でお茶などを用意して水筒にいれている人もいるかと思いますが、
事前に作り置きをしておく必要があったりと、どうしても時間がかかってしまいます。
たいして水道水は、時間も手間もいりません。
蛇口をひねって5秒で準備できます。
忙しい朝のルーチンをひとつ省略できるので、そのぶんギリギリまで寝ていることだってできます。
水道水はいそがしい社会人にやさしい飲み物です。
デメリットは少し荷物がふえることだけ
お金も手間もかけずに用意できる水道水ですが、しいてあげるとすればカバンが重くなるのがデメリットです。
自宅で用意して持ち歩くので、どうしても荷物になってしまうからです。
ただしペットボトルを重いと感じる人は少ないでしょう。
なので、そこまでの負担にはなりません。
水道水を飲まない人は損している
日本にはなぜか水道水を飲まない人が少なくありません。
外出するときに持ち歩く人となると、さらに少数派でしょう。
理由としては、
- 衛生面で不安だから
- ケチくさいから
- おいしくないから
このあたりが多いのではないかと思いますが、
実は水道水を飲まないというのは、損でしかありません。
まず日本の水道水は、厳しい衛生基準をクリアしています。
飲んでも健康に悪影響がでることはありません。
それどころか、世界と比較してもかなりおいしい水道水です。
安全できれいな水道水をいくらでも飲めるのに、かわりに出先でミネラルウォーターを買うのはお金の無駄づかいだと思いませんか?
それに水道水を飲むことは、ケチくさいことでも恥ずかしいことでもありません。
むしろ安心して飲める環境があることに感謝しなければならないぐらいです。
なぜなら世の中には、水道水を飲みたくても飲めない人たちがたくさんいるからです。
水道水を安心して飲める国は世界で9ヶ国しかない
これは国土交通省が公開している、水道水の安全性を示した画像です。
安全の度合いにによって、以下のように色づけされています。
安心して水道水を飲める国……青
いちおう飲めるけど注意が必要な国……黄色
水道水を飲めない国は……赤
見てもらえればわかる通り、世界地図の大部分は赤色です。
つまりほとんどの国では、水道水は飲めないのが当たり前になっています。
それに引きかえ、日本はバッチリ青色です。
世界をみわたしても、他に青く色づけされた国はほとんどありません。
このことからも、水道水をそのまま飲める環境というのがどれだけ貴重なのかがわかりますよね。
安心して水道水を飲める国は、実は世界で9ヶ国しかありません。
そんな数少ない国のひとつに、日本は入っています。
ならばその恵まれた環境を有効に活用しないのは損ではないでしょうか。
水筒がなければ空のペットボトルを使おう
私はずっと、水道水を水筒に入れて持ち歩いていました。
しかし最近は、空のペットボトルに入れることがマイブームです。
しかたなく買うことになったミネラルウォーターの空きボトルを有効活用することにしたのがきっかけですが、これが意外と悪くありませんでした。
空のペットボトル(ミネラルウォーターにかぎる)に水道水を入れるとつぎのようなメリットがあります。
- 水筒よりも軽いので持ち運びがらく
- 洗うのがらく
- まわりの人にミネラルウォーターを飲んでるように見せかけることができる
私が特に気に入ったのが、ミネラルウォーターに偽装できるという点です。
「本当は水道水なのに、周りの人は気づいてないんだろうなあ」と考えながら口にすると、
なんともいえない後ろめたさとスリルがあって楽しいのです。
絶対にバレないいたずらをひそかに楽しんでいるような気持ちになれるので、近いかもしれません。
日常に少しの刺激がほしい人にはおすすめです。
どうしても水道水に抵抗があるときの対策
私にとって水道水はコスパ最強の飲み物ですが、
水道水をそのまま飲むことにどうしても抵抗感がぬぐえないという人もいると思います。
そんな人におすすめなのが以下の2つです。
ペットボトルを買うよりも確実に節約できますよ。
- 浄水器を使う
- ミネラルウォーターを箱買いする
浄水器を使う
浄水器を使えば、カルキ臭や不純物を手軽に取りのぞくことができます。
蛇口に取りつけるタイプや冷蔵庫で保管できるポットタイプなど種類もさまざまで、
安いものなら2000円ちょっとで買えるのでかなり経済的です。
定期的にフィルターを交換しなければならないのが難点ですが、ペットボトルを買い続けるよりは間違いなくコストは低くなりますよ。
あと念のために書いておきますが、ウォーターサーバーをレンタルするのはやめてください。
場所をとってジャマだし力仕事もいるし、料金も高いのでいいことないですよ。
ミネラルウォーターを箱買いする
どうしてもミネラルウォーターがいいという人は、箱買いをおすすめします。
どうせ買うことになるものなら、まとめて割安に買いましょう。
いろはすなら1本あたり約77円、クリスタルカイザーなら1本あたり約49円で買えます。定期便ならさらに10%オフです。
安く買える手段があるのに、わざわざ高いコンビニや自販機で買う理由はありません。
ミネラルウォーターを買うぐらいなら一日100円を投資しよう
コンビニや自販機でミネラルウォーターを買うなら、そのお金を投資にまわしてみるのもおすすめです。
買ったつもり貯金というのがありますが、似たような感覚ですね。
最近は投資もハードルが低くなっていて、手数料無料で100円から投資できるようになっています。
1日100円ずつでも積み立てておくと、将来的に大きな資産に化けますよ。
たとえば毎日100円(月3000円)を利率5%で積み立てたときのシミュレーションがこちらです。
投資額 | 評価額 | 儲け | |
10年後 | 36万 | 46万 | 10万 |
20年後 | 72万 | 123万 | 51万 |
30年後 | 108万 | 249万 | 141万 |
ペットボトルをやめるだけで将来100万円以上も得できるなら、いますぐ始めるべきじゃないですか?
初心者がリスクをおさえて資産運用する方法については以下で解説しています。
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最後に
コストも手間もかからない水道水は、攻守ともに最強の飲み物です。
そして日本は水道水を安全に飲むことのできる数少ない国のひとつ。
節約をこころざすのであれば、世界でも少数の者のみにあたえられた特権を活用しない手はありませんよ。