「お金は欲しいけど、頑張って働くのも嫌だ」
「正直、働かずにだらだらと生きていきたい」
「特別なスキルがなくても楽してお金を増やせる方法が知りたい」
こんなことを考えつつも、実際には無理だと諦めてしまったことはありませんか?
しかし働かずにお金を手に入れる方法は、実は身近なところにあるのです。
この記事では、寝ているだけでお金を増やす方法と、その具体的な手順を解説しています。
この記事を読んだあと、あなたの人生はがらりと変わるかもしれませんよ。
「働きたくないけどお金は欲しい」なら、今すぐ投資(資産運用)を始めるべし
投資を始めれば、寝ているだけでお金が増えていく状況を作れます。
しかし投資にはリスクがつきもの。
損をしてしまうのが怖くてなかなか始められない人もいるのではないでしょうか。
でも実は、正しい方法で運用すれば、リスクを極限までおさえて安全に資産を増やすことができるのです。
以下は私の現在の運用成績です。
初期設定だけして放置している状態ですが、すでにけっこうな含み益がでています。
- リスクを極限まで減らせる
- 専門知識がなくても誰にでもできる
- 放置するほどお金が増えていく
楽してお金を増やしたい人にとって、投資はベストな方法です。
次の章からは、リスクを極限まで抑えた正しい投資手法について解説していきます。
「働きたくないけどお金は欲しい」人のための6つの投資手法
- 投資信託に投資する
- インデックスファンドを購入する
- ドルコスト平均法で投資する
- 長い時間をかけて運用する
- ネット証券で口座を開設する
- NISA口座を活用する
上記の内容は、様々な書籍でも紹介されている方法論です。
リスクなく効率的に運用できるように最適化された手順であるため、
まねをするだけで経済や金融の知識のない初心者であっても安全にリターンを得ることができるのです。
つまり知っている人は、すでにこの方法でどんどん資産を増やしているわけですね。
ちなみに投資の基礎知識を得るための入門書としては、この本が一番わかりやすかったのでおすすめです。
楽してお金が欲しいなら、プロに運用をまかせられる投資信託を選択せよ
世の中には投資の対象となる金融商品は腐るほどありますが、そのなかでも最も楽ができるのが投資信託です。
投資信託とは……
投資家から集めた資金を委託会社(信託銀行)が運用し、その成果を出資額に応じて投資家に還元する金融商品。また、その仕組み。ファンド。投信。
(広辞苑から引用)
つまり、知識のない自分に代わってプロが運用してくれる金融商品のことですね。
投資信託には、次のようなメリットがあります。
- 運用に労力をついやす必要がなく、専門知識の無さがデメリットにならない
- 自然と分散投資ができるため、投資によるリスクを軽減できる
- 放置しておくだけなので、精神的なプレッシャーがかからない
運用に運用に労力をついやす必要がなく、専門知識の無さがデメリットにならない
上述したように、投資信託はプロが勝手に運用してくれる商品です。
この「放置できる」という点が、投資信託のメリットのひとつになります。
通常、自分で資産運用する場合には以下のような絶え間ない努力が必要になります。
- 購入する銘柄や売買のタイミングをすべて自分で判断する
- 経済のニュースに目を通して、社会情勢や景気の動向を普段からチェックしておく
- 保有する銘柄の値動きに気をくばり、ポジションやポートフォリオを常に調整していく
しかし投資信託なら何もいりません。
あれこれ考える必要もないし、究極をいえば投資していることすら忘れてしまっても構いません(あとで思い出せれば)。
精神的な負担もまったくないので、なるべくがんばりたくないズボラな人間にはぴったりの投資法です。
自然と分散投資ができるため、投資によるリスクを軽減できる
投資信託(ファンド)への投資は、
「様々な国や企業の株式や債券などが詰め合わされたパック商品」を購入するのと同じことです。
簡単にいうと、色々なお菓子が入った詰め合わせパックのようなものですね。
詰め合わせパックを購入することは、自然とリスクを分散することにもつながります。
たとえば、ある企業の株を1社分だけ持っている場合、その会社が傾いたときには大きな損失をこうむってしまいます。
でも複数の会社の株を持っておけば、たとえそのなかのひとつの会社の業績が悪化しても、損失は少なく抑えることができるでしょう。
「お菓子の詰め合わせパック」を買えば色々なお菓子がまとめて手に入るように、
「金融商品の詰め合わせパック」であるファンドに投資すると、一度にまとめて多くの国や企業に投資することができます。
以下は実際に購入できるファンドの一例です。
ファンド名 | 投資対象 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 米国主要500社の株式 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 計50ヶ国の先進国および新興国の株式 |
投資対象を見てもらえば分かるように、ひとつのファンドに投資するだけで、一度にたくさんの投資先にまんべんなく投資できます。
つまりファンドへの投資それ自体が、リスクを抑えるための分散投資にもなっているのです。
手数料の安いインデックスファンドに投資せよ
投資先のファンドを選ぶとき、絶対に押さえておかなければならないのが「インデックスファンド」を選ぶことです。
インデックスファンドは手数料が安いため、効率よく資産を増やしていけるからです。
ファンドには、大きくわけて二つの種類があります。
- インデックスファンド
日経平均株価などの既存の経済指標に連動して値動きするように設定されたファンド。 - アクティブファンド
運用のプロが高リターンを求めて選定した株式等で運用されるファンド。
どちらも似たようなものに思えますが、プロが手間をかけて投資先を選ぶアクティブファンドは、機械的な取引をするだけのインデックスファンドと比べて、手数料が高くなる傾向があります。
実際のファンドで比較すると以下のようになります。
ファンド名 | 種別 | 信託報酬(2021.8月) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | インデックスファンド | 0.0968% |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | インデックスファンド | 0.212% |
ひふみプラス アクティブファンド | アクティブファンド | 1.078% |
セゾン資産形成の達人ファンド | アクティブファンド | 1.55% |
上記はいずれもインデックスファンドとアクティブファンドの代表格のような存在ですが、
こうして比べみてると双方の手数料(信託報酬)には5~10倍ほどの差があることがわかりますね。
年利数%で運用していく投資信託で、手数料のパーセンテージが高くなるのはかなりの痛手です。
つまり効率よく運用したいなら、手数料がなるべくかからないインデックスファンドに投資するのが懸命ということです。
さらにいえば、プロが難しいことをたくさん考えて選んだ銘柄だからといって、決して高いリターンを得られるとは限りません。
というよりも、実はアクティブファンドよりもインデックスファンドの方が、長期的な運用成績がよくなることが多いという結果すら出ています。
- 運用コスト(信託報酬)が安い
- 長期的な収益も大きい
これなら、インデックスファンドを選ばない理由はどこにもないですよね。
おすすめはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)インデックスファンド
ちなみに私は上記の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に投資しています。
S&P500は、米国の主要企業500社の株価を表した経済指標で、そのなかにはアメリカを代表する様々な業界の企業が名を連ねています。
もちろん現代をときめく世界的企業であるGAFAMも含まれていますよ。
GAFAMとは
世界トップの大手IT企業である、Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft の総称。頭文字を取るとGAFAMとなる。
S&P500 をコツコツと積み立てることで、経済大国アメリカを代表する大企業群の成長に、私のような米粒レベルの庶民でも乗っかることができるというわけです。
夢が広がりますね。
ドルコスト平均法でリスクを抑えよ
投資でもっとも重要なのは、できる限りリスクを減らすことです。
そのための手法が、「ドルコスト平均法」になります。
ドルコスト平均法とは
一定期間ごとに一定額を特定のファンドに淡々と出資していくという投資手法。
積み立て投資とも呼ばれる。
たとえ購入しているファンドの価格が大幅に下落したとしても、ドルコスト平均法で投資をつづければ、最終的に利益をあげられる可能性が高まります。
このことは、投資初心者が最悪と考える事例をもとに検証してみると理解しやすいでしょう。
つまり、自分が積み立てを始めた直後から評価額が下がりつづけるというパターンです。
分かりやすいようにファンドをリンゴに置きかえると、以下のようになります。
投資合計 | リンゴの価格 | リンゴ購入数 | 評価額 | 収支 | |
1ヶ月目 | 1000円 | 100円 | 10個 | 1000円 | ±0円 |
2ヶ月目 | 2000円 | 50円 | 30個 | 1500円 | -500円 |
3ヶ月目 | 3000円 | 25円 | 70個 | 1750円 | -1250円 |
4ヶ月目 | 4000円 | 50円 | 90個 | 4500円 | +500円 |
この表は、投資をはじめてから3ヶ月間、リンゴの価格が下がりつづけたと仮定したときの収支を表しています。
投資4ヶ月目のリンゴの価格は、投資開始時よりも低いままですね。
でも不思議なことに、収支はプラスになっています。なぜでしょうか。
理由は簡単です。
リンゴの値段にかかわらず、毎月同じ金額で買いつづけたことで、
- 価格が安いときにたくさんリンゴを買う
- 価格が高いときは少ししか買わない
という、投資で儲けるための理想的な買い方ができていたからです。
つまり目先の値動きに一喜一憂することなく、ルールにしたがって淡々と投資をつづけることができれば、結果的に理想の買い方ができるというわけです。
では、たくさんのリンゴを安く購入したあとに、リンゴの価格が高騰したらどうなるでしょう。
もちろんご想像のとおり、それまで辛抱してきた見返りに、大きな利益を得ることができます。
実際にコロナ禍の下落相場でも、あせらずに投資をつづけた人は、その後のリバウンドによって大きな資産を形成するにいたっています。
- 一定額を購入し続けることで、リスク分散になる
- 価格の下落が大きなリターンを生むチャンスになる
- 最初に購入額を設定するだけでよく、後はずっと放置できる
ドルコスト平均法は、きわめて合理的な投資手法なのです。
長い時間をかけて運用せよ
お金は短期間では増えません。
デイトレードやスキャルピングといった短期売買は、投資でなくギャンブルの要素が強くなります。
私たちのような初心者こそ、時間をかけて資産を大きくするという意識を持ちましょう。
長期投資を後押しする根拠として、2つの理由があげられます。
- 経済は成長し続ける
- 時間が経つほど複利効果を得られる
経済成長の恩恵を受けよう
歴史を見れば明らかなように、経済は成長し続けています。
- 科学技術の発達
- 世界人口の増加
- 生産効率の上昇
- 新たな需要や供給の創出
世界は常に、よりよい未来を目指して変化を続けています。
以下は世界各国の実質GDP(国内総生産)の推移を表したグラフですが、おおむね右肩上がりになっていることが分かるでしょうか。
経済は成長し続けるという前提にたてば、経済成長の恩恵を受けられる株式市場に長期的に投資することで、確実な利益が見込める計算になります。
そしてこの利益は、時間をかければかけるほど大きくふくれあがっていくのです。
時間を味方にして複利効果を得よう
複利効果が得られることも、長期投資をするメリットのひとつです。
複利効果とは
投資で得た収益をさらに投資に回すことで、資産が雪だるま式にふくれあがる効果
複利効果がある場合とない場合とでシミュレーションをしてみると、資産の増え方の違いがあきらかです。
300万円を年利5%で30年間運用したと仮定
評価額(複利あり) | 評価額(複利なし) | 差額 | |
1年目 | 315万 | 315万 | 0万 |
5年目 | 382万 | 375万 | 7万 |
10年目 | 488万 | 450万 | 38万 |
15年目 | 623万 | 525万 | 98万 |
20年目 | 795万 | 600万 | 195万 |
25年目 | 1015万 | 675万 | 340万 |
30年目 | 1296万 | 750万 | 546万 |
長く運用するほど、複利がある場合とない場合で収益の差は広がり続けることがわかりますね。
複利による雪だるま式の資産形成シミュレーションは、私たちのような庶民でも時間をかければ大きな資産を築くことが可能であることを示しています。
この事実に気づいている人だけが、早い段階から積み立てを始めることができているのです。
手数料の安いネット証券で口座を開設せよ
投資をするためには必要な証券口座は、ネット証券で開設しましょう。
店舗を持たないぶん運営コストが低いため、手数料が安く設定されているからです。
長い時間をかけて投資をすると、わずかな手数料の差が10年後に大きな収益の差となって数字に現れます。
効率よく資産を増やしたいのであれば、手数料の安いネット証券での口座開設は必須といえるでしょう。
NISA口座を活用せよ
口座を開設するとき、NISA口座もかならず一緒に開設してください。
同時に申し込めるので、手間はそれほどかかりません。
NISAとは
投資で得た収益に本来かかる約20%の税金が非課税になる制度。
つまりNISA口座で取引すれば、単純にたくさんお金がもらえるということ。
NISAを使うことにデメリットはありません。
つまりNISA口座を使わず投資をすることは、みずから進んでいばらの道に足を踏み入れる行為と同じです。
確実に後悔することになるので、かならず使っておきましょう。
ちなみにNISAには二つの種類があります。
- 一般NISA
- つみたてNISA
NISA口座は一人ひとつしか持てないため、必然的にどちらかを選択しなければなりません。
ですが、つみたてNISAを選んでおけばOKです。
なぜなら一般NISAの非課税期間が5年なのに対して、つみたてNISAの非課税期間は20年だからです。
非課税期間 | 投資上限額(年間) | |
一般NISA | 5年 | 120万円 |
つみたてNISA | 20年 | 40万円 |
リスクなく資産を増やすには、長期投資を前提に考えなければならないことはすでに説明したとおりです。
非課税で長期投資できるつみたてNISAを選んでおきましょう。
必ず覚えておきたい「絶対に損失を出さない方法」
ここまではリスクを最小限に抑えつつ、楽してお金を増やす投資方法を解説してきました。
この記事の内容を実践すれば、損失をこうむる可能性よりも、リターンを得られる可能性のほうが圧倒的に高くなるはずです。
でも、
「それでも損するリスクはあるんでしょ?」
と問われれば、その通りであるとしか答えられません。
リスクを完全になくすことはできません。
リスクを取らなければ、リターンを得ることもできないからです。
しかし、理屈のうえでは絶対に損をしない方法があります。
「含み損が発生したときに、絶対に売却(精算)しない」を徹底することです。
保有ファンドの価格がどれだけ暴落したとしても、売却さえしなければ損失が確定することはありません。
そんなときは、含み損を抱えたまま価格がもとに戻るのをじっと待ちましょう。
リーマンショックのときも、コロナ禍のときも、落ちた価格は必ずもとに戻っています。
あわてて売却してしまうのが、投資の典型的な失敗パターンです。
- 損失が出ていることに焦って衝動的に売却しない
- 価格が持ち直すまで、ずっとホールドしておく
これを徹底するかぎり、私たちに負けはありません。
投資は早く始めるほどリターンが大きくなる
資産形成に興味はあるけど、なかなか一歩を踏み出せない人は多いのではないでしょうか。
たしかに初めての資産運用は緊張するし、勇気がいります。
しかし何もしなければ、いつまでたっても寝ながらお金を得られるようにはなりません。
投資は速く始めるほど、将来的に得られるリターンがふくれあがっていきます。
どうせやるなら、「いずれやる」ではなく「今すぐやる」ことをおすすめします。
なぜならこうしてためらっている間にも、機会損失は発生し続けているのですから。
私は投資を始めて3年ほどになりますが、「もっと早く始めておけばよかった」と後悔することが多々あります。
あと10年早く始めていれば、いまごろは働かずとも生きていけるだけの資産を手にできていたかもしれないのです。
安全に資産を増やせる方法はすでに確立されています。
国も個人での資産運用を奨励しており、NISAという税制優遇制度も用意されています。
行動を起こすための材料はすべて揃っています。あとは実践するかしないかの問題です。
望んでいるだけでは、働かずにお金を手に入れられるようにはなりません。
まずは一歩を踏み出すことから始めてみてはどうでしょうか。