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10年以上読書を続けて実感した5つの効果|継続するポイントも解説

  • 読書をするとどんなメリットがあるの? 実感している効果は?
  • 生活に読書を取り入れるコツはある?→最近は、ためになる漫画も多い。あと電子書籍。
  • 読書を継続するための方法は?

本記事では、上記の疑問にお答えします。

最近だと、僕はだいたい月に10冊ぐらいの本を読んでます。

読書歴は10年以上あるので、メリットとデメリットについて、実体験からお話しします。

読書を継続していて実感したメリット

読書をしていてよかったと思えることは、いくつかあります。

すぐに効果が出るものも、そうでないものもありますが、いずれにしても、続けていれば誰にでも得られるメリットです。

悩みや疑問を解決できる

読書は、問題に対処するための手段として優秀です。

なぜなら、多くの本に書かれているのは、著者が人生で悩んだことを解決するまでの過程であることが多いからです。

だからたいていの本は、問題提起→解決方法という構成になっています。

読書が著者の人生を追体験する行為だといわれるのも、このためですね。

たとえば、いま話題のこの本は、繊細な性格による生きにくさにフォーカスが当てられた書かれた本です。
>>「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本

この本の著者は、周囲からの刺激に弱いせいで、ストレスのため仕事を休職した経験があるそうです。

繊細さについての研究を始めたのも、その経験がきっかけとのこと。その後、研究の過程で数々の気づきを得て、今ではカウンセラーとして働いています。

つまりこの本は、自分の繊細さという問題に悩んだ著者が、その問題を克服するまでに得た気づきや経験を、同じ悩みを持っている人向けにわかりやすくまとめたものなんです。

だからこの著者と同じように、繊細さで悩んでいる人がいれば、悩みを解決できるような有益な情報がたくさん書かれているわけですね。

上記のことは、実は小説なんかでも同じだったりします。登場人物が悩み、葛藤して、答えを見つけて乗り越えるというのが大筋の流れだからです。

登場人物たちが、苦しみながらも問題を克服する姿に、僕たちはカタルシスを覚えるわけですね。

小説「ハリーポッターシリーズ」は、生まれつき人とは違った運命を課せられたことに悩む主人公を描いた本です。
>>ハリー・ポッターと賢者の石

ラノベ「NHKにようこそ」は、引きこもりが社会復帰するまでの葛藤を描いた本です。
>>NHKにようこそ!

世の中にあるたいていの本には、誰かの悩みを解決する方法が書かれています。

このことからいえるのは、読書を大いに役立てるには、自分にあった本を選ぶことが重要ということ。

評価の高い本を手当たり次第に読むのもひとつの楽しみ方ですが、自分の悩みや疑問に合っている本であれば、読書から得られる価値は倍増します。

語彙が増えて、思考の質があがる

たくさんの言葉に触れることで、自然と語彙力が高まります。

そして語彙を増やすことは、実は思った以上に大切なことだったりします。

ソシュールというスイスの言語哲学者は、「世界は言葉によって切り分けられている」というようなことをいいました。

僕たちは言葉によってしか、目の前のものを認識したり考えることができないからですね。

僕が学生の頃、クラスメイトに「やべえ」が口癖の人がいました。

嬉しいときも、悲しいときも、何かに心を動かされたときも、なんでも「やべえ」で済ませてしまうことで有名でした。

たしかに「やべえ」は便利な言葉です。

なんとなく言いたいことはわかるし、コミュニケーションには何の支障もないかもしれません。

でも、自分の感情を表現する適切な言葉を他に知らないから、「やべえ」としかいえなかったのだとすると、かなり損なんじゃないかなと思います。

なぜなら、思考がその先に進まないからです。

たとえば映画を見て、印象に残ったシーンがあったとします。

語彙があれば、その理由について、

共感したのか、過去の自分と重なったのか、美しい風景だったのか、台詞が胸を打ったのか、嫌悪を催したのか、苦手な描写だったのか。

など、いろいろ考えて判断することができます。

しかし「これやべえな!」で終わらせてしまった場合、思考はそこで打ち切りです。

本を読んでいて思うのは、語彙の量はそのまま思考に直結するということです。

ありとあらゆる論理を、人は言語を元に組み立てています。

つまり語彙が増えることで、より具体的に、物事の核心に迫って考えられるようになるんです。

すると、思考の質も自然と向上します。

効率よく知識を得られる

本から得る情報が、最も質が高いと僕は思っています。

なぜなら、体系的にまとまった知識が手に入るからです。

たとえば初心者が投資を始めようとおもったときに、次の本を読んだとします。
>>図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

すると、以下のことが1冊でわかります。

  • コストを抑えるためには、ネット証券がいい
  • リスクを抑えるためには、投資信託でインデックスファンドがいい
  • 税金面で優遇される、NISAを使うべき
  • 複利で運用することの重要性
  • 保険や不動産などに、手を出してはいけない理由

同じ情報をネットなんかで集めようとすると、かなり時間がかかるんじゃないかと思います。

情報が細切れにされていて、全体像がよくわからなかったりするからです。

なので上記の例からも、網羅性という観点で、本に勝るものはないことがわかります。

さらに同じジャンルを2冊、3冊と読んでいくと、徐々に専門性が高まります。

最初はなんの知識もなかったのに、いつの間にか平均以上の知識を持った、そのジャンルに詳しい人になれるんです。

こういった理由からも、効率よく情報を収集できる点は、読書の大きなメリットです。

知識が増えると、日常で得をする

知識が増えると、生活の中で小さな得をすることがあります。

たとえば僕が最近知った言葉に、「サンクコストバイアス」というものがあります。

メモ

自分が何かの対象にコストを支払っているときに、合理的な判断が難しくなる心理的な傾向のこと

たとえば、宝くじを買い続けている人がいたとしましょう。

その人は、ろくな当たりを引けずに、総額10万円ものお金を使ってしまっていたとします。

その状況で、もし合理的に判断できるなら、次のような結論になります。

  1. これ以上お金を使っても、当たりが引けるとは限らない。
  2. それに宝くじを買い続けるのは、期待値を見ても得策ではない。
  3. だから宝くじを買うのは、もう止めておこう。

※宝くじは、還元率が著しく低いギャンブルです。シミュレーターを使うと、一目瞭然です。
>>WEB宝くじシミュレーター

ですが、合理的な判断ができない状態では、多くの人は以下のように考えてしまいます。

  1. これだけのお金を使ったのだから、もう少し続ければいままでの損を取り返せるはずだ。
  2. それにもしここで買うのをやめてしまったら、支払ったコストがすべて無駄になってしまう。
  3. だから、もう少し続けよう。

そして当たる可能性の低い宝くじを買い続けて、損を膨らませてしまうんです。

これが、サンクコストバイアスによって支配された心理状態です。

しかしこの人が「サンクコストバイアス」についての知識があれば、以下のような考えが頭に浮かびます。

  1. もしかしたら、いまの自分の思考にはサンクコストバイアスがかかっているのではないだろうか。
  2. それなら、自分は正常な判断ができていないことになる。
  3. 冷静になって、もう一度よく考えてみよう。

そして宝くじを買うという、無駄金を使い続ける状態から抜け出すことができます。

これは、知識がもたらした小さな得です。

少し変なたとえになってしまいましたが、こういったことが日常の様々な場面で起こるわけです。

たくさんの知識を持つほど、こうした小さな得をどんどん積み重ねていくことができるんですね。

日本語の基礎が自然と身に付く

語彙力と近いかもしれませんが、これも日常で実感することが多いです。

たとえば俗にいう、難読漢字と呼ばれているもの。

  • 微睡む:まどろむ
  • 若しくは:もしくは
  • 謙る:へりくだる
  • 咽ぶ:むせぶ
  • 翻す:ひるがえす
  • 強ち:あながち
  • 遍く:あまねく

難しすぎるものは無理ですが、上記のレベルなら普通に読めます。

京極夏彦とか読んでると頻出なので、読書家なら余裕かと思います。

あとは文章読解力とか、文法ですね。このあたりは自然に身に付く部分です。

学生時代、国語や現代文はまったく勉強せずともそこそこ点数が取れる、おいしい科目でした。

英語の本を読んでいれば、英語もノー勉でOKだったかもしれないですね(英語はめちゃくちゃ苦手でした)。

活字への抵抗感がなくなる

地味に重要なのが、こちらのメリットです。

たとえば仕事をするうえで、社内のマニュアルや業務に必要な資料に目を通す機会もあるんじゃないかと思います。

そういった、文字が細かくびっしり書いてあるものって、けっこう苦手意識のある人が多いですよね。

でも普段から読書に慣れていると、そういう嫌な気持ちにならずに済みます。

いまの時代、自己解決力ってなにかと重宝します。

誰かに聞かないと答えがわからないじゃなくて、ネットや資料にあたって自分だけで問題を解決できれば、けっこう仕事のストレスも減らせるんじゃないかと思います。

読書で実感するデメリット

ここまでメリットについて書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。

こちらも、実体験をもとに書いていきます。

根暗になる

もともと内向的な性格だったせいもあるかもしれませんが、読書でさらに拍車がかかった印象。

上述したように、語彙や知識が増えると、思考の量が増えます。

そうすると頭のなかでいろいろ考えるようになるので、口に出す言葉が減るのかなと思います。

僕は現在、立派な根暗ですが、子供の頃はもっと脊髄反射的に喋れてたような気がします。どんどん口下手になってる気しかしません。

知識があることで、損をすることもある

ちなみに、知識が増えることは、日常生活でマイナスになることもあります。

たとえば以前に勤めていた職場で、僕は上司から次のようなことをされていました。

  • 自分の口から、自分の欠点を言わされる
  • わざと目の前に書類を落とされ、拾うよう指示される

これらは、主従関係を作るためのテクニックです。

自分の口で欠点をいわせたり、あえて膝を折って書類を拾わせたりすることで、「自分が上で相手が下」という力関係を植えつけようとしていたんですね。

僕はそういうテクニックがあることを、たまたま読んでいた本で知っていたので、「ああ、この人、主従関係を作りに来てるな」と思ってしまって、反省した素振りを見せながらも内心ではかなり気が滅入っていました。

何も知らなければ素直に反省していたかもしれないですが、なぜか反感のような感情を持ってしまったんです。

結局この上司とはうまくいかずに、その仕事はすぐに辞めました。

わざと書類を落とされる時点でまともな上司ではなかった可能性もありますが、知識があることが必ずしも得になるわけではないという一例でした。

ちなみにこの上司には、「哲学書なんて読んでるからそんな性格になるんだ!」と、根暗であることを読書に関連付けて怒られたことがあります。

この発言が正しいかはわかりませんが、ひとつの意見として紹介しておきます。

時間を取られる

読書をしようと思うと、どうしても時間を取られます。

ひとつの本を読むのに、少なくとも2~3時間はかかります。

単純に楽しめるのなら問題はないですが、義務感から読書をしようとすると、なかなか辛い時間になるでしょう。

なので、暇ができたら誰かと会って話したいとか、外に出たいという人には、読書は不向きかもしれません。

逆に「ひとりで落ち着ける時間があってもいい」という人には向いてます。

また、忙しいビジネスパーソンは、読書をしようと思ったら少し工夫が必要かも知れません。

読書の時間を確保する方法

読書の時間を作るには、読書を毎日のルーティンに組み込むのがおすすめです。

僕は、電車の中とお風呂では必ず読書をすることにしています。

特に入浴中の読書は、リラックスできて最高です。

ただし紙の本だとふやけるので、電子書籍+防水機能つきの電子書籍リーダーを使ってください。

読書を始めるなら、電子書籍がおすすめ

これから読書を始めたい方には、電子書籍を圧倒的におすすめします。

  • 隙間時間を活用しやすい
  • 手軽に読書できる
  • 本の価格が紙より安い
  • 定額サービスがある

上記の特徴があり、初心者でも読書を続けやすいからです。

また、どのような本を読めばいいかわからないという人は、以下のような本を読むのがいいと思います。

  • 初心者向け
  • 漫画で解説
  • 図解入り

読書は、楽しめなければ辛い作業になってしまいます。

なので活字に慣れるまでは、絵や図が多い本を選ぶのがおすすめです。

初心者向けに優しく解説している本というのは、かなりあります。というか、たぶんそういう本のほうが多いので、読む本には困らないかと思います。

定額サービスについて

個人的に、もっとも初心者におすすめなのが定額サービスです。

そのなかでも、kindle unlimitedがおすすめです。

理由は、次の通りです。

  • どれだけ読んでも定額だから、面白くなかったらすぐ次に行ける
  • 対象本のジャンルが幅広いから、自分にあったジャンルを探しやすい
  • ビジネス書など、実利を得られる本が多い
  • 無料体験があるから、お金をかけずに始められる

僕も毎日、kindle unlimitedを使って乱読しています。

読書は難易度が高いと思ってる人もいるかもしれませんが、実際やってみると、たいしたことはないですよ。

ソシャゲーのテキスト部分を読むのと、だいたい同じです。気負わずにいきましょう。辛かったら5分ごとに休憩すればいいだけですから。

まとめ

以上が、僕が読書を10年以上続けてきて実感した効果でした。

まとめると、以下の通りです。

ポイント

メリット

  • 悩みが解決する
  • 語彙が増える
  • 効率よく知識を増やせる
  • 日本語の基礎が自然と身に付く
  • 活字への抵抗がなくなる

デメリット

  • 根暗になる
  • 時間を取られる

いろいろ書きましたが、やっぱり読書は楽しいです。

だから長いこと続けてこれたんだと思います。

ここを読んでいるあなたにも、読書の楽しさに気づいてもらえたら嬉しく思います。

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