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エアコンなし歴4年が辿りついた夏の暑さ対策|猛暑と熱帯夜を乗り越える方法


猛暑がつらい。部屋が暑くて耐えられない。でもエアコンはない。楽になれる方法を探している。

こんな状況の方がいたら安心してほしい。エアコンなしでもそこそこ快適に夏をやり過ごすことは可能だ。

現に私はエアコンなしの生活をかれこれ4年以上続けている。そんな私の暑さ対策を、この記事では紹介していきたい。

エアコンがない生活も悪くない。この記事の内容を実践すれば、きっとそんな風に思えてくるはずだ。

血液を冷やすことを意識すべし


部屋を冷やせないなら、体を冷やすしかない。そこで重要なのが、血液を冷やすことを意識することだ。

血液の持つ役割のひとつに、体温の調節がある。

暑いときは血管が拡張し、血液から熱が排出される。寒いときは逆に収縮して熱を逃がさないようにする。

こうして温度調節された血液が体内を循環することで、私たちは適度な体温を保つことができているのだ。

つまり暑くて死にそうなら、血液の温度を下げればいい。冷やされた血液が全身を巡ると、効率よく体全体を冷ましてくれる。

では血液を冷やすためにはどうするか。脇、首筋、太ももの付け根、足首などの、太い血管があり、なおかつ皮膚の薄い場所を冷ますのだ。熱中症対策でも定番の方法である。

血液が体内を一周する時間は約30秒程度。一度にたくさんの血液を冷やすことができれば、それだけ体の冷却スピードも速くなる。

部屋を冷やせないなら、体を冷やすしかない。とにかく冷やす。効率よく冷やす。この基本を忘れないでほしい。

昼から夜間にかけての対策


暑さ対策は、大きくふたつに分けられる。日中の対策と、熱帯夜の対策だ。

このふたつは似ているようでいて、まるで性質が違う。日中の対策で夜は乗り切れないし、逆もまた然りだ。

なのでこの記事では、昼と夜の対策を分けて解説する。まずは日中の対策から紹介したい。

氷バケツで足を冷やす


日中の蒸し暑い部屋で過ごすときの対策には、氷バケツが神がかりな効果を発揮する。

「おいおい、氷バケツなんて、そんな前時代的なものを持ち出してバカじゃないのか」

そんな声が聞こえてきそうだ。気持ちはわかる。私もできればスマートな方法で解決したかった。

しかし色々と試してきた結果、最も体感温度を下げてくれたのが氷バケツだったのだ。足を突っ込んだ瞬間の清涼感を、あなたも一度味わってみてほしい。必ず考えが変わるはずだ。

ただし、氷バケツは使い方にコツがある。そこらのじゃじゃ馬と同じように扱ってはならない。つまり普通に足を突っ込むだけでは、すぐに水がぬるくなってしまうのだ。

何が楽しくて、真夏にひとり部屋のなかでぬるい水に足を浸けなければならないのか。効果が持続しないものは実用的とはいえない。単なる気休めのゴミだ。

そこで、あらかじめ大量の氷を作っておくことをおすすめする。製氷皿ではない。ペットボトルで作るのだ。

私は2リットルペットボトルをいくつか冷凍庫で眠らせている。夏の間はこれだけで冷凍庫がいっぱいになるが、構うものか。暑さを忘れられるなら安いものではないか。

準備に若干の手間はかかるが、氷バケツの冷却効果は抜群だ。冷やした足にサーキュレーターを吹きつけるとさらに快適になる。ぜひ試してもらいたい。

図書館やカフェに入り浸る

とはいえ、常に氷バケツに足を入れているわけにもいかない。指先がシワシワになってしまう。ならどうするか。

世の中、避難場所には事欠かない。部屋が暑いなら、冷房の効いた別の部屋に逃げ込めばいいのだ。幸い現代社会には、金をかけずに長居できるオアシスのようなスポットがたくさんある。

おすすめは図書館もしくは喫茶店だ。ハザードマップ(Googleマップ)を広げ、検索してみてほしい。どんな場所でも、いくつかの候補があるはずだ。その中でもっとも安価な場所を選べば良い。

次点でネカフェという選択もないことはない。が、いかんせん料金が高すぎる。やはり金がかからないというのは正義だ。利用するのは読みたい漫画がある場合だけに留めておくのがいいだろう。

図書館は特にいい。無料だからだ。時間を潰すための手段もたくさんある。適当な本をひとつ手に取れば、数時間は退屈せずに済む。

私は日頃から図書館をヘビーユーズしているが、人が少なく快適そのものだ。たまの休日に、図書館を利用しようなどとは誰も思わない。まさに現代の穴場スポットといえる。

ひとつ、忠告をさせてもらいたい。

図書館やカフェに出向いたとき、気後れしてはならない。

「こんなことをしたら変かな」とか、「もっと注文したほうがいいかな」などと考えてはならない。

公序良俗に反しないことであれば、自由に振る舞っていいのだ。もちろん店に迷惑をかけない範囲で、という条件付きだが。

たとえば私はカフェを利用する際、アイスコーヒー一杯で8時間ほど居座っている。それもこれも、混雑する時間帯は避けるという配慮をしているからこそ、店に迷惑をかけずに居座れるのだ。

店に入ってどうするか。それは私たちの自由だ。

普段できない勉強や読書をしてもいいし、家では集中できない何かの作業をしてもいい。ノーパソでyoutubeやamazonプライムビデオを見たっていい。しゃぶり尽くす気持ちで利用すべし。

ちなみに外出時でも、私はネットの通信量を気にしたことがない。楽天モバイルなら湧き出る泉のように、ジャブジャブと無制限に使えるからだ。私たちのような、人生の楽しみをネットにフル依存している最先端の人間にこそ、楽天モバイルはベストなパフォーマンスを発揮してくれる。

風の通り道を作る


他に地味に大事だと感じているのが、風の通り道を作ることだ。

部屋を閉め切っていると室温はどんどん上がっていく。外よりも室内のほうが暑いなんてこともしょっちゅうだ。

電化製品からの放熱
鉄骨やコンクリートなどから伝わる熱
調理時にコンロから発生した熱


室温が上がる要因は様々だ。だから定期的に部屋の空気を入れ換えて、排熱を促さなければならない。

ただし窓を開けるだけでは不十分であることが多い。

効率よく外気を取り込むには、風の通り道を作ってやる必要がある。

手順は簡単だ。窓を2カ所開けるだけである。

対角線上に位置している窓なら理想的だ。無理なら玄関のドアで代用すればいい。

風の通り道を作ることで、部屋のなかに健やかな風が吹き抜けていく。

熱を排出し、体感温度まで下げてくれる。一石二鳥ではないか。

熱中症は室内でも発症する。いや、むしろ室内のほうが油断している分危険とすらいえる。

エアコンを使わないなら、換気は地味に重要だ。

熱帯夜の対策


ここからは就寝時の対策について解説する。

エアコンなしで夏を乗り越えるうえで、最も苦労するのがこの部分だ。

私も散々手こずらされた。

巷に溢れている方法は一通り試したが、快適に眠れる環境を作ることはできなかった。

だから私は、汗にまみれ、悪夢にうなされながら、熱帯夜を快適に過ごすための方法を独自に研究し続けた。

そしてようやく見つけたのが、これから紹介する方法だ。

保冷剤で直接冷却


結論はいつだってシンプル。やはり基本は体を冷やすことだったのだ。

出番となるのは保冷剤だ。私は100均に売っている固形のものを使っている。

この保冷剤を、就寝時に体の各所に配置する。

場所は大切だ。効率よく体を冷却するためには、前述のとおり太い血管が通る場所を選ばなければならない。

私は両脇にひとつずつ、両足にひとつずつ、計4つの保冷剤を配置している。

保冷剤を脇に当てたときの冷却効果は特に強烈だ。蒸し風呂が一瞬にして極寒の山小屋に変わる。というのはいいすぎだが、涼しいを通り越して寒さすら感じることがあるのは紛れもない事実である。

体を直接冷やすこと。単純明快な方法だが、私はこれで夜の蒸し暑さに苦しむことはなくなった。熱帯夜対策のひとつの完成形だと思っている。

もし体が冷えすぎる場合は、保冷剤にタオルを巻いて使えばいいだろう。このあたりは

個々人で調整してほしい。

アイスノンがあれば寝心地もよし


体を冷やすついでに、頭も冷やすとより快適になる。

ただし保冷剤は使えない。固くてゴツゴツしており、とても寝心地がいいとはいえない。悪手だ。

ということで、私はアイスノンを使っている。使い方は保冷剤と同じ。血管を冷やすことを意識して、首筋にあてるようにしている。

首には太い血管がバシバシ走っているから、すーっと熱が取れていくようないい気持ちになる。癖になる快感だ。

頭と体、ダブルで冷やせば効果は倍増。これで熱帯夜も恐るるに足らずである。

無理するぐらいならエアコンを使ったほうがいい


ここまでエアコンなしで夏をやり過ごす方法を解説してきたが、くれぐれも無理は禁物であることは心得てもらいたい。

私は極度の節約体質であるためエアコンなしで生活しているが、3万円台で購入できる比較的安価なエアコンもある。

夏の不快感をこの価格で解消できるのは、コスパを考えれば充分に実用的だといえるだろう。

何よりも大切なのは健康だ。無理がたたって体を壊しては、後々の医療費が高くついてしまう。

健康を犠牲にするぐらいなら、素直にエアコンを使うべきだ。もっとも手っ取り早い対策であることに変わりはないのだから。

頑なにエアコンを使おうとしない私たちは、世間一般的な価値観に照らし合わせれば変人であることは自覚しておこう。

最後に


以上が私の夏対策だ。この方法に辿り着くまで、様々な苦労があった。

除湿効果を期待して部屋の四隅に重曹を置き、サーキュレーターの向きと場所の最適化にミリ単位で執念を燃やし、自作クーラーの効果のなさに枕を濡らした日もあった。

ちなみに冷風扇や冷感マットなども無効だ。触れるとひんやりするタイプの商品は多々ある。が、それらはエアコンと併用したときにはじめて効力を発揮するようにできているからだ。

エアコンなしで過ごす夏がどれだけ過酷であるかは、体験した者にしか分からない。

かつての私と同じ苦しみを持つあなたに、この記事の内容が役立つことを願っている。

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