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一人暮らしの家賃を激安の月1万円台にする方法|固定費の節約で貯蓄率を激増させる

家賃は高すぎる。できれば払いたくない。生活を維持するためだけに大金が失われていくのは耐えられない。

こんな考えを持っているのは私だけではないはずだ。

家賃は明快な負債である。ヒルが宿主の血液を吸い取るように、私たちの口座残高を徐々に衰弱させていくのだ。

これを回避するには、家賃を極限まで抑えるしかない。月1万円台の家賃負担であれば、まあ許容できるレベルといえるだろう。

ということで、この記事では月に1万円台の部屋を見つけるための方法を解説する。今すぐ転居の予定がないにしても、選択肢として頭の片隅に入れておくことは有益であるはずだ。

地域の最安を探す

 

最も現実的なのは、現在住んでいる地域で賃料が最安水準の部屋に転居することだ。

物件を探すために使うのは、普通の物件情報サイトでいい。掲載数の多いsuumoがおすすめだ。賃料の安い順に並び替えて、良さげな物件がないかをひとつずつ確認していく。単純で退屈だが、最も簡単な方法だ。

もし勤務先から家賃補助が出るなら、たとえ都心であってもこれだけで自己負担額1万円台は余裕で達成可能だろう。

ただし、ひとつ気をつけねばならない点がある。即決しようとしないことだ。

安くていい物件の存在は奇跡といってもいい。砂漠で砂金を探すようなものだ。そう簡単に見つかるものではない。だから時間をかけて探すことが重要になる。

よくネット上には、自分の住んでる部屋がいかにコスパに優れているかを自慢する輩が湧く。

彼らはあたかも、知恵を働かせてスマートに好物件を手にしたかのような雰囲気を出してくるが、たいていはそうではない。満足できる物件を見つけるまで、目を血走らせながら泥臭くスマホ画面をスワイプし続けていたのだ。

おいしい思いをしている者は、少なからず地道な努力をしている。掘り出し物を探すには、長期戦の覚悟で臨まねばならない。情報サイトをお気に入りに入れておいて、新しい情報が更新されていないか、常々チェックしていこう。

ちなみに物件を探すために不動産会社に出向く必要はない。ネットに載っていない物件も紹介できるというのは常套句だが、そういった物件は市場競争に晒されていないため家賃が割高である可能性が高い。できる限り金を払わないことを信条とする私たちには無縁の存在だ。近づかないようにしよう。

家賃相場が安い地域に転居する

 

転居を考えられるなら、家賃が安い地域に引っ越すのが手っ取り早い。家賃の相場は地域によって明確に異なるなるからだ。例えば東京だったら八王子などの多摩地区、神奈川なら相模原あたりが安い物件が多く狙い目だ。

とはいえ家賃補助が出ない場合、上記のような地域ではせいぜい自己負担を2万円台に抑えるぐらいが現実的なところである。つまり素の状態で家賃1万円台を目指すとなると、常識の範疇から外れた家賃相場が形成された地域を探すしかないということだ。

では、果たしてそんな都合のいい場所は存在するのか。もちろんある。大分県杵築市。一部の界隈ではリタイア者の聖地とも呼ばれている場所だ。

理由は異常なほどの家賃の安さにある。東京で借りると月10万でもおかしくない部屋が、場合によっては数千円で借りられる。例えばこれだ。

こんなのもある。

 

尋常ではない安さ。古い訳でもない。多くが築20年ほどの、めちゃくちゃキレイな新しい物件だ。

杵築市(と隣の国東市)にはこんな部屋がごろごろしている。実際に見てみてほしい。いくらでも住みたい部屋が見つかる、まさに入れ食い状態だ。
>>suumo 杵築市、国東市の賃貸住宅[賃貸マンション・アパート]情報 検索結果

ここまで家賃が安いのには、もちろん理由がある。リーマンショックの影響で営業を予定していた某大企業の工場が閉鎖したことで、周囲に大量に建てられた工員用の住居だけが行き場を失うことになったのだ。

田舎だから部屋の需要はそこまで高くない。だからたとえ月1万円という安い賃料しか回収できなくとも、家主としては空き部屋になるよりマシというわけだ。

物件のオーナーにとっては悲惨な状況だ。しかしそんな事情は私たちには関係ない。安く借りられるのなら、そうするだけだ。

杵築市の賃貸は、仕事をリタイアしたあとの住居としては最有力の候補ではないだろうか。

覚えておいてほしい。私たちの理想郷は九州にあるのだ。

※ただし財政破綻の可能性がニュースになっているので自己責任で。怖いなら隣の国東市にしておくのがいいだろう。

社宅に入る

もし社宅や社員寮のようなものを使えるのであれば、迷わず入るべきだ。たしかに建物はボロいかもしれない。しかし住めば都。すぐに慣れてしまう。

部屋のボロさと引き換えに金が手に入るなら、私は迷わず金を取る。貯蓄だけが、いざというときに私たちを助けてくれる存在となるからだ。だから私は多少のことは妥協してでも、出費を減らす道を選択している。

実際に私は現在、社宅のような場所に済んでいる。賃料は共益費込みで月1万2750円。安い。ただし相当なボロ家だ。畳はすり切れているし、窓はガタつくし、洗濯機はちょっと高いところに置かないと排水ができない。それでもすぐに慣れた。家賃が安ければ、たいていのことには快く目をつむることができるのだ。

社宅への入居は限られた者だけに与えられた権利といえる。安く済ませられる選択肢が目の前にあるのだから、考えるまでもなく即断で利用すべきだろう。

ビレッジハウスに入居する

物件情報サイトで賃料が安い順に検索すれば、意外といろんな選択肢があることに気づく。中でも異色の存在が、ビレッジハウスだ。

経済的に難を抱えた人間に救いの手を指しのべる存在となること。それがビレッジハウスが目指す使命である。だから賃料が異常に安い。バストイレ別で間取り2DKの部屋が、地域によっては家賃1万円台なんてこともザラにある。


しかも審査も緩い。たとえ定職に就いていなくても、何かしらの収入があることが証明できれば入居可能だ。普通の賃貸では審査に落とされるという人でも、安い家賃でリノベーション済みのいい部屋に済むことができるのだ。

でもビレッジハウスの魅力はそれだけじゃない。諸費用がかからないところも重要だ。

不動産会社を通して部屋を借りようとすると、ライフサポート費だのクリーニング費だのと、ぼったくりの手数料を取られたりする。2年ごとに家賃1ヶ月分の契約更新料も払わねばならない。由々しき事態である。

しかしビレッジハウスに入居するなら、これらの手数料はかからない。単純に家賃だけ。明瞭会計だ。しかも部屋はリフォームまでされている。なんということだ。こんなことがあってもいいのか。どれだけ至れり尽くせりだというのか。

もちろんいいところばかりではない。やはり誰でも入居できる分、治安の悪さや騒音の懸念はある。しかしそれを差し引いても、検討に値する物件ではないだろうか。

>>ビレッジハウス公式HPはこちら

安い家を買う

家賃という名目ではないが、住居に関わる出費を減らす手段のひとつとして、家を買うという選択も有力だ。

ただし新築何千万という家じゃない。そんな家を買うのは、幸福な家庭を築ける富裕層たちに任せておけばいい。もし私たちが家を買うなら、検討すべきなのは数百万で購入できる中古の家だ。

マンションでも戸建てでも構わない。とにかく買ってしまえばこちらのものだ。なぜなら家を購入すれば、常に私たちの頭を悩ませる、家賃を支払う必要がなくなるからだ。

購入後にかかる費用といえば、固定資産税と修繕費ぐらいのもの。このうち固定資産税は、不動産の価値によって税額が決まる。つまり安い物件であればあるほど、税負担も軽くなる。2~3百万程度の家であれば、一年にかかる固定資産税は3万円ほどで済むだろう。

問題は修繕費だ。10年に一度程度の出費だが、何十万という高額の出費になる可能性が高い。しかしこれを考慮しても、コスパがいいことに違いはないだろう。

ただし不動産の購入で失敗しないためには知識が必須だ。安い家といっても、高額であることには違いない。はずれを引いてしまったときの後悔は尋常ではないだろう。きちんと勉強してから購入に踏み切りたいところだ。

安い空き家を買う

上記に関連する方法として、空き家を購入するという手もある。購入ではなく、無料で譲ってもらえる場合もある。空き家にも固定資産税がかかるため、早く手放したいと考えている持ち主も多いからだ。いずれにせよ、低価格で手に入る公算が高い。

購入には空き家バンクを使うといい。国が運営しているため、そこらの不動産会社が運営するサイトのようにぼったくられることもない。

ただし空き家を購入しても、おそらくそのまま住むことは難しいだろう。長らく人が住んでいなかった家は、リフォームが必要になる。空き家を購入するなら、リフォームにかかる費用も考慮に入れておかねばならない。

もし自分でDIYできるならリフォーム費用は無料だが、そこまでできる人間がどれだけいることか。少なくとも私にはやる気がでない。スーパーインドア派だからだ。仮にDIYできるなら、持ち家を最も安価に入手できる方法であることは間違いないだろう。

プレハブハウス、ユニットハウスを買う

とはいえ、安い家や空き家を買うのはハードルが高い。

不動産会社には詐欺のような手口で金を巻きあげている会社も多いし、不動産の価値は自分自身で判断しなければならない。

そこでもうひとつの選択が、プレハブハウス、もしくはユニットハウスを購入することだ。

「プレハブ? 仮設住宅のことだろ?」

そんな風に思うかもしれないが、実は少し違う。

プレハブとは、あらかじめ製造された家のパーツを現地で組み立てて作る工法のことだ。だからすべてのプレハブハウスが、一時的な仮住まいのポジションにあるわけではない。ちなみにユニットハウスも少し組み立て方が違うだけで、だいたい同じようなものである。

プレハブハウスやユニットハウスは、たいてい離れや事務所として利用することを前提に作られている。しかし住居用に設計されたものも少数だが存在する。

実際、誰もが知る世界的企業であるテスラのCEOイーロン・マスクは、現在プレハブハウスに住んでいるようだ。

>>Forbes Japan:イーロン・マスク、現在の家は「550万円のプレハブ住宅」

大金持ちでもプレハブに住むメリットがあることは、これでお分かりだろう。

これらのプレハブハウス、ユニットハウスの利点はなんといっても安価なところにある。


200万~300万程度の予算があれば、このような家を手にすることができるのだ。

>>ビーハウス:JL型ワンルームユニットハウス

一人暮らしなら充分な環境ではないだろうか。

ライフスタイルの多様化にともない、他にもタイニーハウスやスモールハウスと呼ばれる小さくて安価な家が、近年注目され始めている。

手軽かつ安価に住まいを確保するなら、いずれも有力な選択肢となるだろう。

最後に

家賃は安ければ安いほうがいい。でも、ただ安ければいいわけでもない。生活を始めた後のことも考える必要があるからだ。

私が住居選びの際に重要視しているポイントは、別記事で解説している。いずれも生活コストの削減に大きく関わるものだ。ぜひ参考にしてほしい。

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